クラウドコンピューティングとは
その名の通り、クラウドコンピューティングは仮想的な「クラウド」の利便性を通じて、インターネット接続さえあればどこからでもアクセス可能なオンデマンド型のコンピューティングリソースとサービスを提供します。
クラウドコンピューティングにより、ユーザーや組織はインターネットを介してサーバー、ストレージ、データベース、ネットワーク、ソフトウェア、アナリティクスに遠隔からアクセスでき、自前のインフラを維持管理する必要がなくなります。
クラウドコンピューティングには主に3つのモデルがあります。
Infrastructure as a Service(IaaS): ユーザーは仮想マシン、ストレージ、ネットワークといった仮想化されたコンピューティングリソースをサービス提供事業者から借り受けます。ユーザーはインフラ上で稼働するオペレーティングシステムやアプリケーションをより自由にコントロールできます。
Platform as a Service(PaaS): ユーザーはサービス提供事業者が提供する基盤となるコンピューティングリソースを活用し、自社のアプリケーションをクラウドインフラ上に展開できます。インフラの管理は事業者が担い、ユーザーはアプリケーションの開発・運用に注力できます。
Software as a Service(SaaS): ユーザーはクラウドインフラ上でホストされるソフトウェアアプリケーションにアクセスし、利用します。事業者がアプリケーションを含むインフラ全体を管理し、ユーザーはウェブブラウザや専用クライアントを通じてアクセスするだけで済みます。
イノベーションへの投資
幅広い機能性と利便性を背景に、クラウドコンピューティング業界は著しいペースで成長を続けています。各種経済・コンサルティング会社の予測によれば、
世界の企業によるクラウドコンピューティング技術の導入は、2030年までに最大3兆ドルのEBITDA価値を生み出すと見込まれています。
世界のクラウドサービス支出は21.3%増加し、2024年までに7,245.6億ドルを超えると見込まれています。
クラウドコンピューティングは2030年までに、世界の大手企業において7,500億ドルのイノベーション創出と3,400億ドルのコスト削減をもたらすと見込まれています。
1 出典:McKinsey & Company、2023年12月31日時点 2 出典:Gartner、2023年12月31日時点 3 出典:McKinsey & Company、2023年12月31日時点
サービス別のセグメンテーション
クラウドコンピューティングサービスの中では、Software as a Service(SaaS)アプリケーションが最大のセグメントであり、業界全体の市場シェアの44.7%を占めています。
一方、Platform as a Service(PaaS)は市場で最も急拡大しているセグメントであり、AIアプリケーションへの需要拡大などを背景に、2023年上半期は前年同期比27.7%の成長を記録しました。
クラウドコンピューティングサービスの各セグメントは、組織の効率性向上と価値創出の手段として最先端技術やリアルタイム分析を導入しようとする企業の需要に、引き続き牽引されています。
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